タカシマヤカード3種類を徹底比較しよう! 相違点から判明したそれぞれのカードに適した人の特長とは?
3つのタカシマヤカードは、どういうカード?
老舗デパートとして高級路線の百貨店の姿勢も保ちつつ、都市型ショッピングセンターなどの日常に親しみやすい専門店を作り、古くからの客・新規の客、どちらのニーズも満たせるように革新を続けてきた高島屋。
そんな高島屋の発行するクレジットカードは、【タカシマヤカード】【タカシマヤカード《ゴールド》】【高島屋セゾンカード】の3種類が用意されています。
それぞれどのようなカードなのか、詳細を確認しながら、自分にはどのカードが合っているのかを検討してみましょう。
タカシマヤカード(スタンダード)
赤いデザインが特徴的なタカシマヤカードは、高島屋クレジットが提供するスタンダードな一枚です。
年会費は初年度無料で次年度以降は2,200円(税込)となっており、カードブランドは、VISA・MasterCard・JCB・アメリカン・エキスプレスの4つから選択することができます。
入会資格は国内在住で自宅・勤務先に電話連絡が可能な18歳以上で、安定した収入のある方やその配偶者・高校生を除く学生の方となっています。
無料で使える家族カードは4枚まで申し込むことができ、最高2,000万円の海外旅行傷害保険と最高1,000万円の国内旅行傷害保険が付帯サービスとして利用することができます。
傷害保険は、国内・海外ともにカードで旅行代金を支払っていることが条件となっています。
注目のポイントプログラムは、高島屋でカードを利用すると、1商品につき100円(税抜)→8ポイントという大きなポイントを貯めることができます。
タカシマヤカード会員には、「高島屋ポイントアップ特別優待期間」の最中に、ポイントが+2%されるため、最大10%のポイントを貯めることができます。
欲しいものを買ってポイントを効率よく貯めるチャンスなので、見逃すことがないようにチェックしておきましょう。
貯まったポイントは2,000ポイントごとに2,000円分の「お買物券」や「高島屋オンライン」で利用できる2,000円分の「タカシマヤオンラインポイント」に交換することができます。
また、2,000タカシマヤポイント→ANA500マイルと交換することもできます。
タカシマヤカードゴールド
ステータスもサービスも、スタンダードなタカシマヤカードのワンランク上をいくのが、タカシマヤカード《ゴールド》です。
タカシマヤカード《ゴールド》は、年会費11,000円(税込)で、カードブランドはVISA・MasterCard・JCB・アメリカン・エキスプレスの4つから選択することができます。
国内在住で自宅・勤務先に電話連絡が可能な27歳以上で、安定した収入のある社会的信用のある方が申し込むことができ、家族カードは1枚1,100円(税込)で、4名まで追加することができます。
そのためにゴールドカードを持っているというほど人気のカード付帯サービスである【空港ラウンジサービス】がサービスに用意されており、国内主要空港30ヶ所とホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジを無料で利用することができます。
付帯保険は、海外旅行の傷害保険が最高1億円、国内旅行の傷害保険が最高5,000万円を、旅行代金をカードで支払っていることで利用することができます。
他にもカードで購入した商品が盗難や破損などの損害を被った場合、1事故につき自己負担金3,000円で、年間最高300万円の補償が受けられるお買い物安心保険が付いています。
高島屋では、店内のメンバーズサロンでのおもてなしやクロークサービス、駐車場の優待サービス(店舗により異なります)を受けることができるので、お買い物の際の疲れたときには休憩をすることができ、贈り物や商品選びに困った際には相談をすることができます。
海外旅行や店内サービス以外にも、豪華なサービスが用意されているのがタカシマヤカード《ゴールド》です。
髙島屋クレジットと出版社・ハースト婦人画報社のコラボレーションしたグルメサイト「美食百花」に載っているレストランや全国の一流宿の予約ができるReluxなどのたくさんの優待提携店舗を利用することができます。
ライフスタイルサービスとして、24時間、電話による専門医のセカンドオピニオンや、紹介状の作成など、質の高い医療サービスを利用できる他、健康管理や医療・介護に関する相談や会員一人ひとりにあった医療情報を会員専用Webサービスで受けることができます。
医療サービス以外でも、税金や資産運用に関することを税理士やファイナンシャルプランナーに相談することができます。
ポイントプログラムは、1年間のカード利用金額によって8~10%となっており、ANAグループ便の搭乗マイルが10%アップする特典も用意されています。
タカシマヤセゾンカード
高島屋クレジットではなく、クレディセゾンが発行するタカシマヤカードが【タカシマヤセゾンカード】です。
タカシマヤセゾンカードは年会費無料、カードブランドはVISA・MasterCard・JCB・アメリカン・エキスプレスの4つから選ぶことができます。
高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能で、提携する金融機関に決済口座を持っている方は、申し込むことができます。
家族カードは用意されていませんが、ETCカードを無料で申し込む事ができ、ケガや損害など毎日の生活のちょっとした不安をカバーしてくれる保険「Super Value Plus」を、各プラン月額300円から追加することができます。
高島屋においては、カードの提示で、高島屋各店の文化展・美術展などの有料催しを50%オフの特別価格で鑑賞することができます。
セゾンカードではありますが、ポイントプログラムは永久不滅ポイントではなく、タカシマヤポイントとなっており、高島屋でのお買い物では100円(税抜)→2ポイントを貯めることができます。
タカシマヤの「ポイントアップ特別ご優待会」の期間中は、ポイントアップ分として100円→2ポイント+2ポイントの4ポイントを貯めることができます。
3種類のカードに共通する特長とは?
それぞれ特長を備えた3つのタカシマヤカードですが、共通しているのは「ポイントが貯まりやすい」というところです。
どのカードもポイントが貯まるのは100円単位となっており、切り捨て金額が少ないのも魅力的です。
ポイントの貯まり方
タカシマヤカード
高島屋ショッピングセンターなどでの利用は1伝票につき200円(税抜)→3ポイント、高島屋各店の食料品・特価品・飲食店などでは、1商品につき100円(税抜)→1ポイント貯まります。
また、国内外のカード加盟店での利用は100円(税抜)→0.5ポイントを貯めることができます。
タカシマヤカードゴールド
初年度・2年目以降のカード利用額が100万円未満のとき、高島屋でのお買い物は1商品につき100円(税抜)→8ポイント、年間の利用額が100万円を超えたときは1商品につき100円(税抜)→10ポイント貯まります。
さらに、高島屋グループのショッピングセンターでは、1伝票につき100円(税抜)→3ポイント、高島屋各店の食料品・特価品・飲食店・高島屋以外でのお買い物などでは、1商品につき100円(税抜)→1ポイントが貯まります。
スタンダードのタカシマヤカードに比べると、高島屋のお買い物もそれ以外でも、ポイントが優遇されることになっています。
タカシマヤセゾンカード
高島屋でのお買い物では100円(税抜)→2ポイント、特価品・食料品・飲食店や高島屋以外でのお買い物は100円(税抜)→1ポイントを貯めることができます。
タカシマヤカード・タカシマヤカード《ゴールド》と比べると、ポイント還元率は低くなっています。
貯めたポイントの交換先と交換方法
例えば、貯めたポイントは2000ポイントにつき、以下のように使えます。
①タカシマヤで使える2,000円分のお買い物券(有効期限なし):タカシマヤ各店のポイント交換照会機で交換するため、お買い物をしている最中にポイントを確認し、すぐに利用することができます。
②高島屋オンラインストアで利用できる2,000円分の「オンラインポイント」(交換当日にポイントを利用することができないため、事前に交換しておきましょう):マイページから交換申請を行い、翌日以降に利用することができます。
1商品ごとに2,000円オンラインポイントを利用する必要があります。
③500マイルとの交換(交換手数料無料・上限なし):タカシマヤお買い物券との交換になるので、一度ポイントからお買い物券に交換をした上で、タカシマヤカードカウンターに行きましょう。
また、タカシマヤカード《ゴールド》では、ANAマイルからタカシマヤポイントに交換することもでき、年間交換マイル数の累計が20,000までは、10,000マイル→10,000タカシマヤポイント、累計が30,000までは、10,000マイル→5,000タカシマヤポイントとなっています。
ANAマイルからタカシマヤポイントへの交換は、タカシマヤカードカウンターでは行うことができないので、ANAのウェブサイトから交換手続きを行いましょう。
3つのカードを、まとめて比べてみよう!
タカシマヤカード・タカシマヤカード《ゴールド》は年会費がかかりますが、その分タカシマヤでお買いものをした場合のポイント還元率が大きくなっており、年会費無料のタカシマヤセゾンカードは、少々ポイント還元率が低くなっています。
タカシマヤカード | タカシマヤカードゴールド | タカシマヤセゾンカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 年度無料 翌年度以降は2,200円(税込) |
11,000円(税込) | 永年無料 |
高島屋でのお買い物の還元率 | 8% | 8~10% | 2% |
高島屋で1万円購入した場合のポイント | 80ポイント | 80~100ポイント | 20ポイント |
高島屋以外でのお買い物の還元率 | 0.5% | 1% | 1% |
高島屋以外で1万円購入した場合のポイント | 5ポイント | 10ポイント | 10ポイント |
メリット | ・タカシマヤでそこそこお買い物をするなら、ポイントを貯めやすい | ・タカシマヤで年間100万円以上利用するなら、ポイントがざくざく貯まる ・付帯サービスが豊富 |
・タカシマヤも利用するけれど、それ以外での買い物が多い場合も、年会費無料で使える |
デメリット | タカシマヤ以外のポイントが貯まりにくい | 年間100万円を利用しないなら、ポイント率はスタンダードカードとほとんど同じ | 付帯サービスがほとんどない |
タカシマヤを使う機会はそこそこで、余計な経費を削減したい・少しでも節約したいという方は年会費無料で使えるタカシマヤセゾンカードを選ぶといいでしょう。
スタンダードなタカシマヤカードは、年会費も安く、タカシマヤでのお買い物でポイントが貯めやすいというバランス型、付帯サービスに魅力を感じる・タカシマヤのヘビーユーザーの方はタカシマヤカード《ゴールド》に十分なメリットがあります。
使い方によって、カードを選ぼう!
スタンダードのタカシマヤカードは、年会費が2,200円(税込)かかりますが、100円→8ポイントと計算したとき、タカシマヤで25,000円分のお買い物をしたときに2,000円分のお買い物券と交換できるだけのポイントを貯めることができます。
つまり、タカシマヤで1年に25,000円以上のお買い物はしているというユーザーにお勧めの1枚です。
1年間でタカシマヤのお買い物で100万円以上を利用しているという方はタカシマヤカード《ゴールド》の入会を検討しましょう。
前年度の1年間に100万円を利用していて、翌年もカードを100万円利用した場合、80,000ポイントを貯めることができ、40枚(80,000円相当)のお買い物券に交換することができるため、年会費1万円以上のメリットを受けることができます。
これをANAマイルに交換した場合、5枚で倍率がアップして4,000マイルがもらえるため、32,000マイルに交換することができ、さらに空港ラウンジサービスや高額の旅行傷害保険が付いているので、安心して旅行に出ることができます。
タカシマヤは好きだけれど、まとめて買い物をすることもない・タカシマヤ以外での買い物も多い・付帯サービスも気にならないという方は年会費無料のタカシマヤセゾンカードが魅力的なカードです。
高島屋ポイントアップ特別優待期間には、+2%のポイントアップがされるので、タカシマヤカードも10%となり、タカシマヤセゾンカードも4%となります。(ゴールドカードで基本ポイント率が10%の方は、ポイントアップの対象外となります)
いずれの場合も、ポイントアップ特別優待期間にはお得にポイントを貯めることができるため、機会を逃さずに賢くポイントを貯めて、お買い物券に還元していきましょう!
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