2001年に始まって今年20周年を迎える楽天Edy。
実店舗に限らずネットでの支払いや自動販売機などのちょっとした場所など、全国85万ヵ所で利用できるようになり、あの「シャリ~ン♪」という独特な音が鳴ったのは、なんと累計60億回程にもなるんだそうです。
そんな楽天Edyですが、Edy機能付き楽天カードの新サービスとして、Edy残高が移行できるようになったのはご存知ですか?
今までは以下のようなタイミングで、カードが変わる度に旧カードのEdy残高を使い切る必要がありました。
ところが、新しいカードにEdy残高を移行できるようになり、無理に使い切らなくても良いように改善されたのです。その条件や方法、疑問点などを詳しくご紹介します。
楽天Edyの残高を移行する方法は3つあります。
③Famiポートでの移行は、事前準備が不要という便利な方法で、2021年3月に利用者の声から追加されたサービスです。
Edy残高のあるEdy機能付き楽天カード(以後、旧カードと表記)と、移行先のEdy機能付き楽天カード(以後、新カードと表記)の2枚を用意してください。
移行サービスは楽天カードだけが対象となります。Edy-楽天ポイントカードは当サービス対象外のため、移行できませんのでご注意ください。
楽天Edyリーダーは楽天市場の楽天Edy Official Shopから購入できます。
こちらのリンク先(楽天Edy公式サイトに遷移します)から、移行手続きを行います。
楽天Edyは付帯している楽天カードを解約しても、すぐに残高は消滅しません。楽天Edyの有効期限が来るまで、残高はそのままです。
有効期限は、楽天Edyオンラインの残高がEdyの使用、発行、付与、贈ること及び移動等により最後に更新された日から4年です。
楽天Edy公式サイトより引用
カードが変わる際には、先に解約手続きを済ませて新カードが届いてから移行の手続きを踏む、という手順が踏めます。
楽天Edyは解約後も残高はすぐに消滅しないため、実は解約後も楽天Edyでお買い物ができてしまいます。しかし、ふたつ問題が。
ひとつ目は、楽天Edy支払いをしても200円ごとに1ポイント貯まるというポイント進呈が無くなってしまうということです。楽天Edyで最大のメリットといっても過言ではないので、解約前に使い切るか、解約後は新カードに移行してから使うのが得策と言えます。
ふたつ目は、オートチャージは自動解除されない、という点です。解約前は楽天Edyのオートチャージを利用者自身で解除する必要がありますので、忘れずに行いましょう。
もしお近くにファミリーマートがあるなら、Famiポートでの移行方法が分かりやすくておすすめです。
何よりご自身でアプリインストールや端末機器の用意が不要という点が魅力。
オフィスビル・大型商業施設にある「ファミマ!!」や駅ナカコンビニの「TOMONY(トモニー)」にも、店舗によってはFamiポートが設置されていることがあるので、ぜひ確認してみてください。
楽天Edyの残高移行サービスはEdy機能付き楽天カード専用のサービスとなります。
Edy-楽天ポイントカードはこちらのサービスの対象外となるため、残念ながら移行元や移行先に利用することはできません。
楽天Edyアプリを通して残高移行手続きをしている途中、エラーが発生は珍しくありません。サービストップへ戻り、画面に沿って再度作業を行ってください。
起こりうる主なエラーは以下を参考にしてください。
エラー | 対処方法 |
---|---|
Edyカードの読み取りエラーの場合・Edyの受け取りができない場合 | おサイフケータイは、端末によってかざす位置がことなります。スマホカバーをご利用の場合は、一度外してお試しください。 うまく反応させるコツは、Edyカードを手にもってピッタリとスマホに合わせる事です。 |
NFCエラーの場合 | NFCが有効でない可能性があります。設定をご確認ください。 |
おサイフケータイ機能がロックされている場合 | 「おサイフケータイ」アプリからロック解除してください。 |
NFCの設定または機内モードがONに設定されている場合 | おサイフケータイ端末のメモリ不足等の影響 で FeliCa に正常にアクセスできず、読み込みできないことが考えられます。端末を再起動、あるいはスマホ端末のメモリを軽くしてみてください。 |
手元にカードがない場合、残念ながらカードの残高は移行できません。
ただし、旧カードにハサミを入れてしまった状態で残っているなら、移行できる可能性があります。まずはテープなどで元の形に並べて戻し、FelicaのリーダーやFamiポートのEdyメニューから残高照会を試してください。
カードが反応しない場合は、Edy番号(16桁の数字)を控えて、楽天カードに相談してみてください。
クレジットカードと楽天Edyの有効期限は別物ですので、切れた後でも楽天Edy残高を移行する事ができます。
Edy残高を確認できたら移行も可能ですので、不安な方はぜひ基準にしてみてください。
移行の手続きは、旧カードから新カードへの残高移行の場合のみ利用できます。
楽天カードに付帯されたEdyは、クレジットカードの有効期限が過ぎるとチャージができなくなりますので、旧カードを延々と利用し続けることも不可能です。
有効期限手続きはトラブルがなければ基本即日移行が可能ですが、念の為余裕を持って移行するようにしましょう。
かつてはEdyを楽天ポイントに交換することができたので、それで統合もできましたが、サービスが終了したため現状統合する方法はありません。
こちらのコラムでご紹介している残高移行は、あくまで楽天カードの変更・解約などの場合に旧カードから新カードへ移す場合の方法です。
楽天Edyの統合はしないと楽天公式サイトにも記載があります。
複数の楽天Edyを保有される場合、それぞれに付与されているEdy番号は異なり、残高もそれぞれ管理のうえ、ご利用いただいております。
楽天Edy公式サイトより引用
Edy機能付き楽天カードや楽天Edyアプリ(おサイフケータイ)、また複数のEdyカードにおけるEdy番号及びEdy残高は統合いたしかねます。
統合手段がないため、使い切ることが一番の手段です。詳しくは次の項目で説明します。
また、楽天Edyでポイントやギフト券を基本購入することはできません。
どうしても、という方には、Amazonギフト券なら楽天Edyで購入できる裏技があります。ただし、購入限度額が5万円という点と、手間がかかることからもあまりオススメはしません。
購入の際には、おサイフケータイ(楽天Edyアプリ導入済)あるいは、パソコンで楽天edyを読み込むための「楽天edy リーダー」か「Felicaポート・パソリ」の端末が必要です。
まずAmazonのページから「Amazonギフト券 チャージタイプ(直接アカウントに残高追加)」を選択し、必要金額を選択あるいは直接入力して購入画面へ進みます。
次にお支払い方法を「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選択して、注文を確定させます。
最後に、Amazonから届いたメールに記載のURLをクリックし、電子マネーで楽天Edyを選択して、あとは指示通りに進めて購入完了させて完了です。
楽天Edyの移行手順や注意点を説明して来ましたが、残高を全て使いきってしまうと移行の手間がなく手っ取り早く済みます。
「そんなの元も子もない!」と思うかもしれませんが、楽天Edyは基本的に現金併用ができるお店が多いので、残高を0円にすることはそう難しいことではないのです。
ただし、ネット決済や併用不可を明言している店舗など、現金併用できない場所もありますので、使う際に予め確認しておいてください。
電子マネーの中でも最初に走り出したサービスである楽天Edyですが、その利用先も全国85万ヵ所に増え、便利になってきました。元々使い切りやすいものではありますが、ご紹介したようにEdy残高移行に3つの方法があります。
楽天Edyの残高移行方法に続き、楽天カードのデザインや国際ブランドを切り替える方法も知りたいと考えている方は、以下のコラムでお買い物パンダデザインの切替を例に手順をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。