デルタアメックスがサービス改定によりメダリオン資格が利用付帯に! 変更点と今後のマイル対策を紹介
デルタアメックスとデルタアメックスゴールドが仕様変更してメダリオン会員資格がなくなる!
国際線のフライトにおいて高い評価を得ているデルタ航空は、提携するデルタアメックスカードとデルタアメックスゴールドカードにおいて、前者がシルバーメダリオンで後者がゴールドメダリオンを自動取得できるというとても大きなメリットがありました。
シルバーメダリオン会員ならばカード会員と同伴者8名という大人数が手荷物1個を無料で預けられるのに加えて優先チェックイン・優先搭乗・保安検査が短くてすむCLEAR会員資格79ドルといった特典があり、ゴールドメダリオン会員にはシルバーメダリオンの特典と優先チェックイン・優先搭乗や受託手荷物受取所において優先的に手続きをして荷物を受け取れるといメリットを持つなど、どちらもフライト前の空港での待ち時間を大きく短縮して、披露を軽減する効果を持っていました。
そのデルタアメックスとデルタアメックスゴールドのメダリオン資格が2018年6月26日よりカード発行初年度以外は自動付帯ではなくなってしまいます。
とても便利なサービスだったため、残念に感じる方も多いでしょう。その上、カード利用に伴ってゲットできるボーナスマイルも廃止されたため、メダリオン特典とボーナスマイル目当ての方にとっては大変な改悪と言えます。
カード利用におけるボーナスマイルは復活しませんが、メダリオンに関しては年間カード利用額が100万円以上でシルバーメダリオン資格をゲットでき、150万円以上ならばゴールドメダリオン資格をゲットできます。
デルタアメックスもデルタアメックスゴールドも年間カード利用額100万円ならばシルバーメダリオンですが、デルタアメックスは年間カード利用額が150万円になってもゴールドメダリオン資格を手に入れられないのは注意しましょう。
仕様変更だが改良される面もたしかにある
メダリオン特典とカード利用によるボーナスマイルがなくなってしまうデルタアメックスとデルタアメックスゴールドですが、その代わりに家族カードの年会費がデルタアメックスが6,600円(税込)から1枚目は無料となり、デルタアメックスゴールドが13,200円(税込)から1枚目は無料になります。
そして、海外でのカード利用にてボーナスマイルが加算されるか還元率がアップするようになり、デルタアメックスならば還元率が通常の1.3倍に上昇し、デルタアメックスゴールドならば以前は通常の1.25倍だったのが1.5倍にアップします。
このため、デルタアメックスやデルタアメックスゴールドの変化は完全な改悪とは言い切れず、家族カードを発行したり、海外旅行や出張が多い方にはむしろプラスになるということです。
デルタアメックスとデルタアメックスゴールドのそれ以外の長所
メダリオン資格と国内ショッピングボーナスマイルが失われるデルタアメックスとデルタアメックスゴールドですが、それ以外の長所は変わらず残ることになります。
デルタアメックスについて
デルタアメックスは海外旅行傷害保険が最高5,000万円でオンライン・プロテクションにてインターネット上のカード不正利用における損害補償もあります。ショッピング・プロテクションでは国内外でカード払いした商品が購入日から90日以内なら年間最高500万円補償されますし、リターン・プロテクションにて返品を受け付けられない商品は購入日から90日以内において代金払い戻しがされます。
そしてデルタアメックスは空港関連の特典が豊富にあり、提携空港のラウンジ無料利用に、成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港にて空港から自宅までスーツケース1個を無料宅配するサービスもあります。加えて手荷物一時預かりの空港クロークサービスや無料ポーターサービスに エアポート・ミール、空港パーキング、海外携帯電話レンタル割引といった多くの特典があります。
また、デルタアメックスは入会した3ヶ月以内にカード利用額が25万円を超えるとボーナスマイル21,000マイルをもらえます。
デルタアメックスゴールドについて
デルタアメックスゴールドはエアポート送迎サービスで成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港は出発時と帰国時にタクシーのチャーターと運賃割引サービスがありますし、オーバーシーズ・アシストで24時間いつでも電話相談できます。そして手荷物無料宅配サービスなどもデルタアメックスと同じく用意されています。
さらに海外旅行傷害保険は最高1億円が付帯されますし、キャンセル・プロテクションというカード払いしたフライトやコンサートといった用事が突発的な病気や事故などの事情にて行けなくなるとキャンセル費用などを保障してもらえます。
ANAアメックスとアメックススカイトラベラーがおすすめ
デルタアメックスとデルタアメックスゴールドのメダリオン資格がなくなり、ショッピングでゲットできるボーナスマイルが無くなってまいました。もしもこれらの機能、少なくともショッピングでマイルゲットをしたい方はANAアメックスかアメックススカイトラベラーが適しています。
重点的に把握したいという方は【スカイトラベラーカードはボーナスでポイント3倍! プレミアなら5倍に! 航空会社を多く利用する人向けの特化型クレジットカード】と【スカイトラベラーとanaアメックスカードを比較! マイル移行や年会費など違いを分かりやすく紹介します】を読みましょう。
スカイトラベラーは現在、新規申し込み受付を停止しています。スカイトラベラーを検討していた方にはANAアメックスをおすすめします!
ANAアメックスはANAマイルを貯めたい方におすすめ
ANAアメックスは年会費が7,700円(税込)で家族カードの年会費が2,750円(税込)となっており、リーズナブルな設定です。ANAアメックスはショッピングにて還元率1%でポイントゲットでき、それに加えてANAカードマイルプラス提携店でカード払いをすると還元率がさらに+1%となります。貯めたポイントをANAマイルに移行するには6,600円(税込)のポイント移行コースに登録する必要があります。それだけですとあまりおトクでないように思われますが、ANAマイルは貯めるのが難しいマイルとして知られており、ANAマイルを貯めるのにANAアメックスは助けになります。
アメックススカイトラベラーは多くのマイルが選択肢になる
アメックススカイトラベラーの年会費は11,000円(税込)で家族カードは年会費5,500円(税込)です。メンバーシップ・リワード・プラスが自動付帯されていることから、登録料3,300円(税込)を払う必要がありません。
基本ポイント還元率は1%で提携航空会社の航空券や提携旅行代理店の旅行商品を購入することで還元率3倍の特典があります。そして貯めたポイントは1.25ポイント→1提携航空マイルに移行できますが、それに加えて年間登録料5,500円(税込)でANAマイルに1ポイント→1マイルの等倍移行ができます。
ANAマイルへ等倍移行というのはかなり大きなメリットですし、メンバーシップ・リワード・プラス登録料が不要なのもメリットです。ANAマイルへの移行は別途の年間登録料が必要ですが、他のマイルでしたら等倍でポイント移行できますので、ANAマイル以外を貯めたい方にはたいへんにおすすめです。
アメックストラベラーの入会ボーナスは3,000ポイントですので、他と比べるとあまり多いと言えないのが難点です。
ANAマイルはANAアメックス、それ以外のマイルはアメックススカイトラベラーを発行
メダリオン資格によって優先チェックインといったフライト特典とショッピングによるボーナスマイルがデルタスカイマイルを貯めるのに便利だったデルタアメックスとデルタアメックスゴールドですが、仕様変更によってメダリオン資格は条件を満たす必要ができ、ショッピングでのボーナスは海外利用のボーナスに変わりました。
一概に改悪とは言えず、家族カードが無料になり、海外でのカード利用による還元率が上がったので改良になる場合もあります。このデルタアメックスとデルタアメックスゴールドの仕様変更が気になって他のクレジットカードが欲しいという方はANAアメックスカードとアメックススカイトラベラーがおすすめです。
デルタアメックスとデルタアメックスゴールドの仕様変更が合わない方はANAマイルを貯めたい方はANAアメックスカードを発行してそれ以外のマイルなどを貯めるのも検討している方はアメックススカイトラベラーを発行しましょう。
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