副業用クレジットカードはなぜ必要?持つべき理由とおすすめカード3選
近年、リモートワークで時間に余裕ができたことで、副業に関心を持つ人が増えてきています。
これから副業を始めようとしている方もいるのではないでしょうか。
副業を始めると、備品や公共料金の支払、移動費など、様々な場面で出費がかさみます。
その際、副業用のクレジットカード(ビジネスカード)さえ持っていれば、会計管理が楽になったり、ポイントが貯まったり、他にも様々なメリットを受けられるようになります。
本記事では、副業用クレジットカードはなぜ必要なのか、そもそも個人カードと副業用クレジットカードの違いは何なのか、そして最後におすすめのクレジットカード3選を紹介します。
・副業用クレジットカードを作るメリット
・個人カードと副業用クレジットカードの違い
・おすすめの副業用カード3選
副業用クレジットカードを作る5つのメリット
副業用クレジットカードを作るとどのようなメリットがあるのか、いまいちピンと来ないという方もいるかもしれません。
結論副業用クレジットカードを作ることは、メリットばかりです。
では、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。
- 副業用クレジットーカードを作る5つのメリット
-
- リターンが大きく、さらに経費削減にもつながる
- 会計管理が楽にできる
- 複雑な確定申告が簡単になる
- 信頼が得られる
- 実際の支払いまで、時間のゆとりができる
リターンが大きく、さらに経費削減にもつながる
副業をするとなれば、経費が数十万ほどかかる場合もあります。その際、ポイント還元率の高いクレジットカードで支払えば、その分が返ってきます。
例えば、還元率が1%のカードの場合、100万円の支払に対して、1万円が返ってくる計算です。
また、カードによりますが、貯めたポイントをマイルに交換できるカードであれば、出張にかかる旅費を安く済ませることもできます。
さらに、現金のやり取りと違って銀行の振込手数料がかからないため、経費削減が可能です。
会計管理が楽にできる
副業用クレジットカードを使用すれば、使用状況がリアルタイムで把握できます。
副業用カードを所持していない場合、現金払いか、個人カードにて出費をすることになります。
その場合、現金で支払うと、自分で出費を記録して管理をしなければいけなくなり、また、個人カードを使用すると、公使の出費が混ざってしまいます。
しかし、 副業用クレジットカードを作れば、出費の記録や管理が一元化し、可視化できるため非常に便利です。
複雑な確定申告が簡単になる
副業で、年間20万円以上の所得がある場合は、確定申告が必要です。
副業用クレジットカードを持てば、特典として経費の計算ができる会計ソフトが使用できる場合があります。
クレジットカードと連携して経費を計算・集計できるクラウド会計ソフトを導入すれば、煩わしい計算作業を省くことができます。
信頼が得られる
クレジットカードを所有しているということは、一定の審査に通ったということです。
つまり、 支払い能力があるという証明ができます。
特に、ゴールド・プラチナなどステータスの高いカードになるほど、審査基準も厳しくなるため、審査に通ってカード所有していること自体が、信頼性の担保につながるでしょう。
実際の支払いまで時間のゆとりができる
クレジットカードは一括払いの場合、決済日から30日後~60日後に引き落としされます。
したがって、決済時に手持ちの金銭がなくても、引き落としまでに入金を済ませておけば問題ありません。
個人カードと副業用カードの違い
ここまで、副業用クレジットカードとしてビジネスカードを作るメリットを説明してきましたが、そもそも個人用クレジットカードと副業用カードにはどのような違いがあるのでしょうか。
個人カードよりも限度額が大きいため、高額な買い物ができる
個人用の一般カードの限度額が10万円~多くて100万円なのに比べて、法人用カードの限度額は100万円~500万円ほどの高額なものが多いです。
経費などクレジットカードでの支払いが多くなるため、副業にとっては、ビジネスカードのほうが便利でしょう。
個人カードにはない法人向けの付帯サービスがある
副業用クレジットカードを作れば、法人・個人事業主にとってありがたい付帯サービスを受けることができます。
例えば、出張の際、宿や交通機関の手配を手配をしてくれるサービスや、オフィス事務用品に対する保険がついているものなどがあります。
副業用クレジットカードにおすすめの3枚
副業を始めるにあたって、おすすめのビジネスカードを3つ紹介します。
アメックスビジネス
ビジネスにありがたい特典が多数
アメックスビジネスでは、日本最大級のビジネス情報データベースサービス「G-Search」が年会費無料で利用できます。このサービスから、ビジネス情報を簡単に手に入れられます。
他にも出張時に使用できる特典として、JALオンラインにて、国内線搭乗の直前まで予約・変更・キャンセルできる法人専用運賃「e-ビジネス」が利用可能です。
また、 旅行損害保険が最高5000万円まで補償されます。
貯まったポイントは、マイルに交換することで、出張費が安く抑えられます。
カードで支払えるシーンが幅広い
出張費や接待費、仕入れ、税金の納付、光熱費や人件費など、幅広い場面でカードの利用が可能です。
以上のような経費の支払いをカードに集約させることで、 経理業務の効率化にもつながります。
利用可能額の一律制限がない
アメックスビジネスには、利用可能額の一律制限がありません。
あらかじめ電話で相談しておくことで、高額の出費にも対応できます。
クラウド会計ソフト「freee」へのデータ連携ができる(有料)
経理業務の効率化、経営分析に役立つ「freee」に、アメックスビジネスの利用情報をAPI連携で取り込むことが可能です。
ソフトで管理することで、安全かつ正確に経理・決算をすることができます。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費が永年無料
特典やメリットが多数ある分、年会費が高いイメージのあるビジネスカードですが、三井住友カード ビジネスオーナーズなら、年会費が永年無料でカードが作れます。
副業を始めようと思っている方や最近始めたばかりの方にとって、手ごろなカードなのではないでしょうか。
ビジネスにありがたい特典が多数
出張時に役立つ、旅行傷害保険は海外、最高2000万円(利用付帯)が補償されます。
また、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)のネット予約ができるJR東海エクスプレス予約サービスやETCカードが年会費無料になるサービスが利用可能なため、出張等の際の移動が楽になります。
経費の支払いでポイントが貯まる
備品購入、公共料金、出張宿泊費、ガソリン代、高速道路通行料、接待費支払い等、副業をする際に出てくる様々なビジネスシーンでポイントが貯まります。
貯まったポイントは、オフィス用品、マイルに還元、キャッシュバックなど様々な用途で利用可能です。
JCB CARD Biz一般
年会費が初年度は無料。2年目以降は年間1375円
こちらのJCB CARD Biz一般も初年度は年会費が無料です。
「副業用クレジットカードを作ってみたいけれど、最初から年会費が高額なカードは作りたくない」という方にとっては、作りやすいカードとなっています。
ビジネスにおすすめの特典
発行枚数に関係なく、ETCカードが年会費無料で発行できるため、社用車をよく利用する方にとって最適です。
旅行傷害保険は、国内海外ともに最高3000万円補償されるので、出張時、万が一の事故の際も安心です。
さらに、オンライン予約によるチケットレスでの出張の手配、オフィス用品の優待価格での購入、社員旅行や福利厚生サービス等があり、ビジネスサポートがとても充実しています。
「弥生」や「Freee」、「会計王シリーズ」、「みんなの青色申告」など、会計ソフトとの連携が可能なサービスも存在し、JCBカードの利用明細データと連携をとることで、取引データを自動で取り込むことができます。
ほかのビジネス用クレジットカードよりも敷居が低い
通常のクレジットカードは法人の確認書類の提出が求められますが、JCB CARD Biz一般カードは 代表者の本人確認書類のみの提出で、簡単に法人カードを作成できます。
また、法人口座を開設していなくても、個人口座を設定することができ、審査通過率も高いと言われています。
これから副業を始める方、始めたばかりの方にとって適したカードです。
目的に合った副業用クレジットカードを作ろう
ここまで副業用クレジットカードの特長やメリット、おすすめのカードを紹介してきました。
この記事を読んで頂いた方には、 「副業用のクレジットカードは、多くのメリットが存在する」ことが理解していただけたでしょう。
副業用クレジットカードは、敷居が低く簡単に作れるものから、ステータスが高いものまであり、さらに、特典やサービスもカードによって様々です。
これを機に、用途に合わせて自分にあった副業用カードを作ってみてはどうでしょうか。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介