対象航空マイル40社以上で交換時にボーナスが付くマリオットアメックスの使い方
2種類のマリオットアメックスは、アメックスとMarriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)が提携したカードで、2022年2月24日に発行開始されました。
旅行特典に強いアメックスと、宿泊特典に強いMarriot Bonvoyが提携して、旅行者にとって最強の1枚となっているのは間違いありません。
では、マイル交換のシステムはどのようになっているのでしょうか?
とりわけ注目して欲しいのは、マリオットアメックスのボーナスポイントやボーナスマイルの数々。
こちらのコラムを通して理解を深め、賢く活用してきましょう。
・マイル移行は6万ポイント単位がおすすめ
・マイル移行の対象航空会社は40社以上
・ゴールドエリートの豪華な優待
・毎年もらえる無料宿泊特典の獲得条件
マリオットアメックスはなぜ飛行機を利用する方に選ばれるのか
マリオットアメックスの前身となるカードは、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードことSPGカード。出張と旅行が多い人に最適のカードになるポテンシャルが、さらにパワーアップされてマリオットアメックスとして登場したのです。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
|
---|---|---|
年会費 | 23,100円(税込) | 49,500円(税込) |
発行期間 | 約2週間 | 約2週間 |
還元率 | 2.0% ※マリオット系列では4.0% |
3.0% ※マリオット系列では6.0% |
申し込み資格 | 20歳以上で安定した収入のある方 | 20歳以上で安定した収入のある方 |
申込先 |
まず目立つのは、還元率の高さ。マイルを貯める上で非常に重要視したいポイントです。
40社を超える航空会社のほとんどが3ポイント=1マイルで移行できるので、マイルとしての還元率で考えても約0.66%または1%という計算になります。
これだけではなく、60,000ポイントをマイル移行する毎に5,000マイルが進呈され、最高2万ポイントものボーナスポイントが付きます。
※1日あたり3,000~240,000ポイントを移行可。
対象の航空会社や交換比率については、また後ほど詳しくご紹介します。
ゴールドエリート会員資格にはこのような恩恵が
Marriott Bonvoy
アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを持つと、自動的にマリオットの「ゴールドエリート」会員資格が付与されます。
※Marriott Bonvoy
アメリカン・エキスプレス・カードはシルバーエリートが自動付与。年間合計100万円以上カード利用することでゴールドエリートにランクアップします。
このゴールドエリート会員資格では、どんな優待が受けられるでしょうか?
- マリオット参加ホテル滞在毎に25%のボーナスポイント
- チェックアウトが14:00まで延長(レイトチェックアウト)
- チェックイン時は空席次第で部屋のグレードがワンランクアップ
- ウェルカムギフトとして250ポイントまたは500ポイントを進呈(ブランドによって異なります)
上記はほんの一例ですが、ホテル滞在を優雅にしてくれる特典が満載です。
アメックスのカード特典も忘れずに
ただし、こちらはあくまでマリオット会員の特典で、カード特典は宿泊や滞在におけるクオリティアップだけではありません。
アメックスならではの特典で、空港ラウンジ無料利用や手荷物無料宅配サービスなど、フライトや観光も含めた様々な特典サービスが受けられます。
遠方へ旅行する人の強い味方になってくれるのが、マリオットアメックスなのです。
40社以上!マイル移行先航空会社一覧
マリオットアメックスは貯まったMarriott Bonvoyポイントをマイルに移行するサービスがあります。
その際、60,000ポイントの交換毎に移行トランザクションボーナスの5,000ポイントが自動的に進呈されます。
ここで注目すべきはポイントと航空会社40社以上と提携していることです。
マイレージプログラム 移行比率(ポイント:マイル) エーゲ航空 Miles+Bonus 3:1 アエロフロート ボーナス 3:1 エアロメヒコ クラブプレミエ 3:1 エアカナダ アエロプラン 3:1 エールフランス/KLM フライングブルー 3:1 ニュージーランド航空Airpoints™ 200:1 アラスカ航空 Mileage Plan® 3:1 ANAマイレージクラブ 3:1 ANAマイレージクラブ(全日空) 3:1 アメリカン航空 3:1 アシアナ航空アシアナクラブ 3:1 アビアンカ航空 LifeMiles 3:1 ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club 3:1 アジアマイル 3:1 コパ航空 ConnectMiles 3:1 デルタスカイマイル 3:1 エミレーツスカイワーズ 3:1 エティハド ゲスト 3:1 フロンティア航空EarlyReturns® 3:1 海南航空 3:1 海南航空 3:1 ハワイアン航空 HawaiianMiles® 3:1 Iberia Plus 3:1 InterMiles 3:1 日本航空 (JAL) マイレージバンク 3:1 大韓航空スカイパス 3:1 LATAM航空 LATAMPASS 3:1 ミッレミリア 3:1 マイルズ&モア 3:1 Multiplus 3:1 カンタス フリークエントフライヤー 3:1 カタール航空プリビレッジクラブ 3:1 サウディア航空 3:1 シンガポール航空クリスフライヤー 3:1 サウスウエスト航空 Rapid Rewards 3:1 TAPポルトガル航空 3:1 タイ国際航空 3:1 ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles 3:1 ユナイテッド航空マイレージプラス 3:1.1 ヴァージンアトランティック航空Flying Club 3:1 ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer 3:1 Vueling Club 3:1
基本的にマイル移行比率は3対1となっていますが、ポイントからエアマイルへの移行対象になる航空会社の中にはニュージーランド航空エアポインツの200対1のような、こちらに大きな損失が出る交換比率もあります。
その一方でユナイテッド航空マイレージプラスとは3対1.1となっています。
例えば、ユナイテッド航空マイレージプラスへ60,000ポイント移行する場合は基本22,000マイル+5,000ボーナスマイル=27,000マイルと増大するのです。
ポイントは無料宿泊券とも交換できる
貯まったMarriott Bonvoyポイントは3,000ポイントから無料宿泊特典と交換できます。
また、毎年同カードの継続特典で無料宿泊特典1泊1室分を特典として獲得できるので、手持ちのポイント(最大15,000ポイント)と合算しても使えます。
無料宿泊特典の詳細
プログラム期間中※にマリオットアメックスを条件額まで利用して、翌年度も同カードを継続すると、無料宿泊特典1泊1室分を特典として獲得できます。
※プログラム期間はカードのご入会日/切替日から毎年1年間です。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | |
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条件額 | 合計150万円以上 | 合計150万円以上 |
獲得特典 | 交換レート35,000ポイントまで | 交換レート50,000ポイントまで |
手持ちのポイントとの合算 | 交換レート50,000ポイントまで | 交換レート65,000ポイントまで |
マリオットアメックスが向いている人とは
- マイル交換で航空会社の選択肢が多い方がいい人
- マイルをまとめて移行したい人
- 宿泊先で優雅かつお得に過ごしたい人
- 海外旅行が多く豊富な旅行特典が欲しい人
上記のひとつでも当てはまる人は、きっとマリオットアメックスのメリットを感じられるはずです。
2種類のマリオットアメックスのどちらにするか迷った人は、還元率が高くサービスがより豪華なMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを選んでみてください。
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