クレジットカードの国際ブランドのうちVISA、MasterCard、JCB、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスが5大国際ブランドだといわれています。この中でVISA、MasterCardは銀行が母体となってクレジットカード発行をしており、多くの加盟店を有しているという特長があります。
一方でJCB、ダイナースクラブはクレジットカードの発行を専門とする会社によって運営されているため、クレジットカードの利用先や旅行時のサポートなど総合的なサービスを受けることができます。
そしてアメリカン・エキスプレスは、アメリカに本社を置くアメリカン・エキスプレス社という世界最大の旅行会社を母体として運営されているため、他のカードと比較して旅行や娯楽などの分野に強みがあり、 エンターテイメント性の高いクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレスの発行しているカードには、旅行の際の保険や補償、現地でのサポート体制などが手厚く、また空港ラウンジの利用ができるといった特典が付いており、一般カードであっても他社のゴールドカードと同じようなサービスが受けられるという特長があります。
アメリカン・エキスプレスの特典の中には、クレジットカードを利用して貯めたポイントをANAマイルやDELTAマイルに交換することができ、旅行の際に利用することができるというものがあります。
アメリカン・エキスプレスの強みでもある 旅行や渡航の特典を最大に利用するために、お得にポイントをマイルに交換する方法をチェックしていきましょう。
年会費 | 12,000円+税 |
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ポイントプログラム | 「メンバーシップ・リワード・ポイント」 100円利用=1ポイント |
ポイント有効期限 | 初回ポイント交換後は3年間 ※メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると無期限 |
ポイント交換先 | ・会員限定のイベントやアイテムへの交換 ・カード利用代金にポイントを充当 ・ANAマイル、DELTAマイル、Tポイントなどへ交換 ※ANAマイルは年間5,000円+税が別途必要 |
保険付帯 | 国内旅行保険(利用付帯) 海外旅行保険(利用付帯) |
ショッピング保険 | 年間補償上限額500万円 補償期限90日間 |
縦×横×高さ3辺の合計が240cm、重量50kg以内の荷物であれば、成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港、羽田空港の国際線を利用する際の往路復路どちらもで、年間の回数も無制限で手荷物を無料宅配してもらえるサービスを利用することができます。
帰国時にはお土産や購入したものなどで出国時よりも荷物が増えていることも多く、また帰国後に帰宅までの道中で買い物や観光をする場合にも手荷物を持ち歩く負担が軽くなります。
空港ラウンジサービスの「プライオリティ・パス」が提携している世界400都市・850か所以上の空港ラウンジを1回あたり27米ドルで利用することができるプライオリティ・パスり27米ドルで利用することができるプライオリティ・パスのスタンダード会員に無料で入会することができます。
プライオリティ・パスのスタンダード会員は、通常年間99米ドルが必要なので、アメリカン・エキスプレスの一般カードを持っているだけで年間11,000円程度(2016年3月現在のレート)の特典を受けることができるのです。
電話でのコンシェルジュサービスを365日・24時間・通話無料・日本語対応で受けることができ、旅行関連のサービス、観劇チケットの手配、カードの紛失の際のサポート、海外の日本大使館・領事館の案内など、 アメリカン・エキスプレスならではの幅広いサポートも特典に含まれています。
アメリカン・エキスプレスのクレジットカードを利用して貯めたポイントは、会員限定のイベントやアイテムへの交換、カード利用代金にポイントを充当、ANAマイル、DELTAマイルなど各社マイルへの交換、楽天ポイントなどへ交換をする方法があります。
メンバーシップ・リワード・プラスは、参加料として年間3,000円+税が必要になります。しかしポイントをマイルや楽天ポイントなどに交換する時のレートが最大2倍になるほか、通常3年間の有効期限のあるポイントが無期限になります。
メンバーシップ・リワードプラス未登録の方 | |
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メンバーシップ・リワード・ポイント2,000ポイント=1,000マイル | |
メンバーシップ・リワードプラス登録している方 | |
メンバーシップ・リワード・ポイント1,000ポイント=1,000マイル |
メンバーシップ・リワードプラス未登録の方 | |
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メンバーシップ・リワード・ポイント1ポイント=0.4円 | |
メンバーシップ・リワードプラス登録している方 | |
メンバーシップ・リワード・ポイント1ポイント=1円 |
ANAマイルは年間5,000円+税が別途必要で、ANAマイルは交換できるマイル数に上限があり年間で最高80,000マイルまで移行が可能となっています。
アメリカン・エキスプレスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード・ポイント」をマイルに交換する際に、参加費が発生するメンバーシップ・リワード・プラスに登録している/していない、また同じく年間の登録料が必要なANAマイルへの交換の登録をしている/していない場合に、それぞれクレジットカードの年会費以外に発生する料金と、ポイント移行について例を挙げてみました。
メンバーシップ・リワード・プラスへ登録:なし ANAマイル交換の登録:あり |
→5,000円+税 |
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年間100万円のクレジットカード利用 →10,000ポイント獲得 |
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ポイントはANAマイルへの交換 →5,000ANAマイル |
メンバーシップ・リワード・プラスへ登録:あり ANAマイル交換の登録:あり |
→8,000円+税 |
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年間100万円のクレジットカード利用 →10,000ポイント獲得 |
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ポイントはANAマイルへの交換 →10,000ANAマイル |
メンバーシップ・リワード・プラスへ登録:なし ANAマイル交換の登録:なし |
→0円 |
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年間100万円のクレジットカード利用 →10,000ポイント獲得 |
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ポイントはデルタマイルへの交換 →5,000デルタマイル |
メンバーシップ・リワード・プラスへ登録:あり ANAマイル交換の登録:なし |
→3,000円+税 |
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年間100万円のクレジットカード利用 →10,000ポイント獲得 |
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ポイントはデルタマイルへの交換 →5,000デルタマイル |
マイルとは1マイル=1円のような利用方法ではなく、シーズンや渡航先によって必要なマイル数が変わってくるため一概にいくら以上利用するといくらお得になるといった換算方法ができません。
しかしもっとも年間の登録費用が抑えられてマイルを沢山獲得できるのは例4の方法で、メンバーシップ・リワード・プラスへ登録して年間登録料として3,000円を支払い、移行するマイルはANA以外のデルタ航空やアリタリア航空、フィンランド航空のマイルへ移行するという方法です。
ただし、メンバーシップ・リワード・プラスへ登録すると3,000円かかり、その際にアメリカン・エキスプレス・トラベルオンラインで1ポイント=1円として利用できることを前提とすると、年間3,000ポイント、
クレジットカード使用料金として年間30万円以上の利用がない場合にはメンバーシップ・リワード・プラスへの登録料が獲得ポイントを上回ってしまうため、目安として年間30万円以上クレジットカード利用をしない方は メンバーシップ・リワード・プラスへの登録はおすすめできません。
アメリカン・エキスプレスカードは、クレジットカードの中でも旅行やエンターテイメント分野で特典を活用したり、また貯めたポイントを旅行などに使うことができるという特長を持ったカードです。
クレジットカードを持つのであれば、カードの持つ特性や特典だけではなく、クレジットカードを利用することで貯まるポイントもお得に活用したいものです。
とくに海外への渡航が多い方は、ANAマイル以外の航空会社のマイルに交換しても利用することができるほか、海外の空港ラウンジを利用したり、
現地でツアーに含まれていない観光や観劇の計画を立てるためにグローバル・ホットラインを利用するなど年会費や登録料が気にならないほど特典を活用することができるため、 海外旅行をする機会の多い方はアメリカン・エキスプレスのクレジットカードを検討してみてください。
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