ANAアメックスカードの切り替えには注意が必要! アメックス提携カードとプロパーカードの相違点と特徴を徹底解剖
ANAマイルが効率よく貯められることで人気のANAアメックス。
ですが、中には他のサービス面や使い勝手を考慮してアメックスのプロパーカードに切り替えたいと考える方も多いでしょう。
また、ANAアメックスゴールドに切り替えるべきか迷う方も少なくありません。せっかく切り替えるなら、よりお得になるようにしたいですもんね。
そこで、本記事ではANAアメックスからの切り替えについて解説します。
・ANAアメックスからの切り替えについて
・アメックスグリーンとの比較
・二枚持ちのメリット
もしもANAマイルを貯めなくなったらANAアメックスカードをどうするか…
ANAアメックスカードから他のカードに切り替えをする際、注意しなければならない点がいくつかあります。
実はANAアメックスカードからのカード切り替えは制限がある!
今のカードに不満がある場合にはカードの切り替えをしたいというのは当然の思考ですが、それをするには希望の切り替え先に気をつける必要があります。
しかしANAアメックスカードはアメックスグリーンやアメックスゴールドカードといったプロパーカードには切り替えできず、切り替え先はあくまで同じANAアメックスカード内ということになります。
なのでアメックスプロパーカードに切り替える場合は、新規にカードを申し込む必要があります。
提携アメックスカードからアメックスが独自に発行できるプロパーカードはスペックやシステムが大きく変わるので互換性がないということを忘れないようにしましょう。
ステータスやサービスを求めるならアメックスグリーンカードがおすすめ
ANAアメックスカードと比べると、アメックスグリーンカードはステータスも高く、付帯しているトラベルサービスが豊富にあります。
アメックスカードのステータスが高いといわれる理由は、世界中で知名度が高く、高額な年会費から元々は富裕層向けカードとして発行されていたため、社会的信用度が他クレジットカードよりも高いからです。また、高額な年会費以上にサービスやポイントプログラムもそれぞれ充実しているので人気を集める一枚となっています。
ステータスが高いカードほど社会的信用が高くなり、付帯サービスも充実していきます。
ANAアメックスカードの手荷物無料宅配サービスでは、海外旅行の際、帰国時に空港から自宅までカード会員一名につきスーツケース1個を無料で配送してもらえるのに対し、アメックスグリーンカードの手荷物無料宅配サービスでは、海外旅行の帰国時だけではなく出発時にもスーツケース1個を配送してもらうことができます。
さらに、アメックスグリーンカードを長年使い続けると、アメックスゴールドカードのインビテーションが届きます。
アメックスゴールドカードにはアメックスグリーンカードにはないサービスが付帯しており、海外旅行傷害保険などの保険も手厚くなるので、万一旅行先で病気やけがをしてしまった場合でも安心です。
また、アメックス独自の旅行保険である「キャンセル・プロテクション」では、キャンセル費用を10万円まで補償されるので、急な出張や病気で旅行に行けなくなってしまった時に便利に使うことができます。
その他にも、「ゴールド・ダイニングby招待日和」では、日本国内外で約200店舗のレストランでコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代が無料になります。元々のコース料金が高いため、1名分の料理代が無料になるのはとてもおトクです。
アメックスグリーンとANAアメックスを比較
カード基本情報で比較
アメリカン・エキスプレス ・グリーン・カード |
ANAアメリカン・ エキスプレス・カード |
|
---|---|---|
年会費 | 月会費1,100円(税込) 年間で13,200円(税込) |
7,700円(税込) |
還元率 | 1.0%~ | 1.0%~ |
ポイント移行先 | ANAを含む15社の 提携航空マイル |
ANAマイル |
海外旅行傷害保険 | 5,000万円 | 3,000万円 |
付帯保険 | オンライン・プロテクション ショッピング・プロテクション リターン・プロテクション |
オンライン・プロテクション ショッピング・プロテクション |
貯まったポイントは、ANAアメックスカードではANAマイルに交換することができますが、アメックスグリーンではANAを含む15社のマイルと交換することができるので、自分の好みのマイルに交換することが可能です。
※アメックスグリーンのポイントをANAマイルに移行する場合、「メンバーシップ・リワード・プラス
ANAコース」(年会費5,500円(税込))に登録する必要があります。
アメックスグリーンカードで貯まったポイントは、マイル移行だけでなく他ポイントへ移行、支払代金の充当、旅行代金の支払い、商品券などのアイテムと交換するなど様々な使い方を選ぶことができます。
次は、アメックスグリーンカードとANAアメックスカードのトラベルサービスについて見ていきましょう。
サービス内容で比較
アメリカン・エキスプレス ・グリーン・カード |
ANAアメリカン・ エキスプレス・カード |
|
---|---|---|
トラベルサービス | ・空港ラウンジ ・手荷物無料宅配サービス ・空港クロークサービス ・空港パーキング ・グローバル・ホットライン ・エアポート送迎サービス ・プライオリティ・パス ・無料ポーターサービス ・海外レンタル携帯電話特別割引 |
・空港ラウンジ ・手荷物無料宅配サービス ・空港クロークサービス ・空港パーキング ・グローバル・ホットライン |
その他サービス |
・チケット・アクセス ・コットンクラブ ・新国立劇場 |
・チケット・アクセス |
見てわかるように、アメックスグリーンカードとANAアメックスカードで受けられるサービスの種類はアメックスグリーンの方が多いです。ANAアメックスカードはANAマイルをためることに長けたカードですが、サービスの種類ではアメックスグリーンには劣ります。
ANAアメックスカードやアメックスグリーカードでも、国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用することができます。
さらに、アメックスグリーンは国内外600カ所以上の国際ラウンジを会員+同伴者が1回27アメリカドルで利用することができるプライオリティ・パスに無料で登録することが可能です。搭乗までの長い待ち時間をラウンジで快適に過ごせるのはとても便利です。
アメックスの提携カードとプロパーカードの二枚持ちも可能
アメックスカードは1枚しか持てないと思われることが多いのですが、アメックスの提携カードとプロパーカードの2枚持ちは可能です。そのため、ANAアメックスカードを持っている方でもアメックスグリーンを発行することができます。
ANAアメックスカードではボーナスマイルや、フライトマイルでANAマイルを多く貯めることができますが、トラベルサービスはアメックスプロパーカードと比べると劣ってしまいます。
ANAアメックスカードとアメックスグリーンの二枚を持つことで、ANAマイルをたくさん貯めることができ、アメックスグリーンカードのトラベルサービスを受けることができるので、ANAマイルを貯めながらトラベルサービスも充実させたいという方には提携カードとプロパーカードの二枚持ちはおすすめです。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介